タイトルで誤解する人が間違いなく多い。
これだと結婚式のコメディになりそうだが、そんな雰囲気は微塵もない。
英国からパキスタンにやってきたジェイだが、明らかに観光客の空気はない。
その後銃を手に入れ、結婚式に夜潜り込み、新婦のサミーラを拉致する。
ここに至って結婚式など二の次で、ジェイとサミーラの関係が親密になっていき、「俺たちに明日はない」のような逃避行に。
マイケル・ウィンターボトムらしくない作風であるが、ロードムービーはいつもの通りで各地を巡っていく。
ただラストを含めて、かなり置いてけぼりな終わり方をするので共感しづらい。