民間人すぱすぱ

世界から希望が消えたならの民間人すぱすぱのレビュー・感想・評価

世界から希望が消えたなら(2019年製作の映画)
1.1
今年劇場鑑賞73作目「世界から希望が消えたなら」鑑賞。


最初に、私は信者ではありません。

この先に書くことは、幸福の科学信者の方はお読みにならないで下さい。
非信者の方のみご覧になって下さい。

あくまでも非信者から見たこの映画についての感想を書いておりますので、気分を害される内容がある可能性がありますので、警告させていただきます。

警告させていただきましたので、ご批判については対応しかねますので悪しからず。



















警告しましたからね。
知りませんよ。

















さて、始めさせていただこう。

ハッピーサイエンスフィルムウォッチャーとなってより劇場鑑賞は3作品目。

当たり前であるが、普段の映画では絶対に目にする事のない、冒頭のハッピーサイエンスのロゴにテンションが上がる。
ここがハッピーサイエンスフィルムのハイライトと言っても過言では無い。

まず、主人公の御祖真(みおやまこと)を演ずる竹内久顕氏。この方演技経験は初めてで今までハッピーサイエンスフィルムのプロデューサーをされてきた方。
もちろん今作も「総合プロデューサー」としてもクレジットされているという狂気のキャスティング!
スリリングである。
お顔はモノマネ芸人の神無月を10倍シュッとさせた様な印象。演技としては素人にしてはかなり頑張ってるw
完全に大川隆法がモデル、と言うか大川隆法の身に本当にあったことをベースにし、娘の咲也加氏が脚本を書いている。(ややこしいので以下、御祖真のことをリューホーちゃんと呼称する)

リューホーちゃんの妻、磯子(磯子て。。。)をさとう珠緒が!
だいぶ久し振りにさとう珠緒を見た。
こんなところでお目に掛かろうとは。。。
御苦労されてるんですな。

この磯子というキャラがかなり狂気じみており、冒頭リューホーちゃんが具合が悪くなり病院に運ばれたところ、医者から「生きているのが不思議なくらい。今晩は越えられないでしょう。」と言われ、急遽子供達を病院に呼び寄せるのだが「パパはもう死体みたいなもんだから、最期の挨拶をしなさい。」と。。。死体みたいなもんて。。。ヒドくね?!
あと、医者から今晩は越せないと言われているのにも関わらず、子供達と家に帰る。こいつマジか。。。出会いのシーンはもうストーカーか?!というレベルでかなりヤバいのである。

子供達はリアルリューホーちゃんには5人のお子さんがいらっしゃるが、映画のリューホーちゃんは3人。長男の英一はチャラチャラした高校生でお調子者。リアル長男で今は脱会し、反ハッピーサイエンスとしてYouTuberをされている宏洋(ひろし)氏を思い起こさせる。

中学生長女玉子(とにかく御祖家の女子の名前がひどい)はリアル長女は今作の脚本も書いている咲也加氏。相変わらず歌がひどい。長女のリューホーちゃんリスペクトが凄すぎて若干引く。。。

小学生次男は正直よく分からないw
学校でいじめられているらしく背中に「ガリベン」と書かれた紙を背中に貼られてたw(今の小学生がガリベンっていうのか?ていうかdisってる事になるのか?それw)

ストーリーはリューホーちゃんが病気になり死にかけ、医者から余命宣告をされ心臓カテーテル手術を勧められるも、「自力で治します!気合っす!」と強烈な思い込みにより(恐らくプラシーボ効果)マジで完治。
一度は死んだようなものこれからは、世界の人々を救う為、「不惜身命」で自分の考えを世に広めると誓う。
仕事に邁進するも妻磯子は家庭を顧みないリューホーちゃんに嫌気が指し家を出て行くが、子供達はリューホーちゃんへ神が与えた使命を信じ付いて行くことを誓う。
そんな中、ロンドンの講演会前、テロが起こりテロの根源は宗教対立である事を憂い、教義(ハッピーサイエンス的)を胸に
ロンドン講演を成功させ、自伝的映画が完成し、家族とその映画を鑑賞するところで完結する。

世界から希望が消えたならと謳っている割には家庭の話が中心で、どちらかというと「大川家から希望が消えたなら」が正しい。

今回もみんな大好き千眼美子がリューホーちゃんの秘書役で出ているが、愛人臭がする。磯子との離婚後、後妻となる事を匂わせる。(リアルもそんな感じ)

劇中、リューホーちゃんと磯子、玉子が3人で歩いているとリアルリューホーちゃん、咲也加氏、リアル嫁の3人とすれ違うシーンがあり、会場がどよめいたw(筆者はそれを死んだ魚の目で見ていた)

クライマックスのロンドン講演のシーンはリューホーちゃんが英語で自分の教義的なものを乗せて熱弁するのだが、この英語が「おーる、ねいしょーーーーん!」とジャパニーズイングリッシュ全開過ぎて、ちゃんとネイティブの方々に通じているのか心配になる。。。

その他にもいろいろあるのだが、それはまた違う媒体で語らせていただこう。

今回も安定のハッピーサイエンスクオリティと言うべきか。まっ!そういう事であるw



2019.10.30追記

音声媒体で語らせていただきました。
もしよろしければお聴きいただけると幸いです。

リンク先

http://toriatamaokawari.seesaa.net/article/471129968.html