Yellowman

PITY ある不幸な男のYellowmanのレビュー・感想・評価

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)
3.5
他人からの同情に依存する中年の男のサイコスリラー。
男には、事故により、昏睡状態の妻と1人息子がいる。仕事は、弁護士で、身なりも整っているが、普段の表情は、無表情で、何を考えているのか、全く分からない。しかし、彼は、毎朝、寝室で妻の事を思い、嗚咽が出るほど泣きじゃくる。息子にも聞こえるぐらいに。察している近所の人々は、何かと世話を焼いてくるが、男にとってその同情が秘かに特別な感情を作らせていた。妻が昏睡から、目覚めてからも、同情してくれた相手に、まだ妻は、昏睡中だと嘘までつき、それが見抜かれた時、彼が取った行動は・・・


監督は、ギリシャ人のバビス・マクリディス。オールギリシャロケ。台詞もギリシャ語です。
私の感想は、淡々とした、シーン展開。余白があるカット割りは、好みでした。
後はギリシャの風景シーンや、抜けの良い空と海が綺麗で、この題材とは、ミスマッチ過ぎてて、そこが良いなと。

   
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