海辺の町で妻と息子と3人何不自由なく暮らす弁護士。
しかし妻が事故に遭い昏睡状態となってしまう。
悲しみを堪え、妻を看病する彼に周囲は同情するのだった。
同情される事に幸せを感じ、同情されなくなった時、徐々に壊れていく。
ニコリともせず、表情が変わらない。
セリフも少なく、主人公の行動がシュールなコメディなのかと思うくらいだったが、後半にさしかかると狂気が見えてくる。
そして暴走。
不思議な映画だった。
脚本は「籠の中の少女」「ロブスター」のエフティミス・フィリップ。
バビス・マクリディス監督作品