性暴力描写注意。ビジュアルや撮影技法、演技もトリックもツイストも素晴らしい、にも関わらず“倫理的に”高得点が付け難い作品。監督の性別が女性、もしくは男性でもそういう被害にあった経験があって…という告白を過去にしていれば世間の見方が露骨に変わったのではないかと無粋ながら思わずにはいられません。
安全圏から考案され、撮影され、公開に至ったというか。事前の試写会では後半の内容を言わないお約束だったのですが、「性暴力描写について黙らせるとは何事だ」「何も言わなかったインフルエンサーやライター、配給会社も悪い」と公開直後にTwitterが大騒ぎになったことも、いやあ今後一生忘れることはないでしょう。
