なーこ

ラストナイト・イン・ソーホーのなーこのレビュー・感想・評価

4.1
監督リモート試写にて🇬🇧ネタバレなしのレビュー書くの難しいけど頑張った!

まず、毎度監督の作品を見て思うこと、テンポが早い!そしてそれを彩るポップな色彩。
しかも舞台がソーホーなので自分の目が追いつかない。主人公がロンドンに到着してうわ〜ってなってるんだけど、自分もうわ〜って感じ。見たいものありすぎて目が足りない!!

マスミの初登場シーンはドキドキしてしまったよ….ドクターでしかあんまり触れてこなかったんだけど、ますみドクターはオリジナルでもいじられてる通り身振り手振りが大きいんだよね。あの屈み込むような背筋はそのままに、60年代のお洒落感うおおお好き!ますみそんなかっこよかったんか!!

エリーの寮についてなんだけど、私の留学時代もちょいと似たような経験あったから感情移入しまくった。ああいう人には関わらない方がいいね、私ならあのまま寝るぞ笑
合わない環境から背を向けて歩き出したエリーの輝いた目がもろ自分と重なった。ひとりって楽しい!!

街並み大好きなソーホーで、エリーと一緒に歩いてるとSHERLOCKとかDWの聖地巡礼してるみたいで楽しかった。路地とか入りたいし、下戸だけどパブ入りたい!これは新たな聖地巡礼作品できたね!


この監督の作品はいろんな展開があって、でもそれを一から丁寧に説明してくれるのが大好き。

例えばいきなり東京にゴジラがやってきて悪さするじゃん。普通は自衛隊がやってきて戦って勝利!で終わるんだけど、この監督の場合はゴジラが「なんで私が東京に来たかと言うと….」みたいな自己紹介含め説明してくれる。そんな丁寧さがある脚本なんだよね。

今回も最後まで丁寧な、観客がほっとできるような終わり方で安心した。だってこれで途中で終わらされちゃったらムズムズして眠れない!!


ミステリ開始20分でよく犯人あてる私だけど、今回は振り回されて楽しかったな!サムクラフリンの使い方贅沢すぎる。

作品のメッセージが全面的に肯定されてるのがとても良かった。古い映画ならどんどん下り坂を転げていくようなストーリーだったかもしれない。

シリーズ続くなら次回は2人で協力してファッションを作り上げていくなんてどうでしょう。幸せにわちゃわちゃしてる女の子たちが見たい。
なーこ

なーこ