softmachine

ラストナイト・イン・ソーホーのsoftmachineのレビュー・感想・評価

4.0
デザイナーを目指し上京した、霊感が強くおぼこい女の子(って何だそれ)が、毎夜部屋に出てくる60年代のロンドンの幻影に悩まされる。夢の中で歌手志望のサンディとシンクロし二重生活を送るようになるが、ある日恐ろしい事件を目撃してしまう。

60年代のスウィンギング・ロンドンがオシャレでワクワクするのに、怖さが優ってあまり楽しめなかったのが残念。
主人公とサンディがシンクロしていることを表す描写としてミラーが多用されているが、2人の間に他の人が映り込んでも遜色ない技術がすごい。

謎の老人役は、怪しくないわけがないテレンス・スタンプ。(コレクターのイメージしかない)
アニャ・テイラー=ジョイは『クイーンズ・ギャンビット』でも思ったが、5、60年代ファッションが本当によく似合うオシャレ顔。(考えてみればジャクリーン・ケネディも目が離れ気味でオシャレ)
日本でリメイクするならエロイーズは上白石萌音、サンディは小松菜奈かな。しないと思うけど

6T'sの音楽は大好きだけど、最近どの映画でも使われすぎて、あざとく感じてしまった。まあこの監督は効果的な音楽の使い方が本当に上手だけど。

女性の性的搾取を扱った映画はもの悲しいね。
softmachine

softmachine