エドガー·ライト監督の新作。
夢の中で1960年代のイギリスにとらわれるファッションデザイナーのサイコスリラー的な作品でした。
建物の記憶によって狂気へと導かれるという展開は、「シャイニング」とか「ドクタースリープ」からの影響を思わせるような感じですが、古き良き時代の音楽に合わせて展開されるお洒落な感じの世界観はやはりこの監督独特の良さだなぁと。
ゾンビのように現れる男たちの幻影が、実はそういうことだったのかとラストで明かされる感じは面白かったです。
ネオンが煌めくエモい映像と、ターンテーブルから流れるレコードの音楽とか、中々良い感じの雰囲気の映画でしたが、個人的にはやはり「ベイビードライバー」を最初に見た時のインパクトには及ばなかったなぁという印象でした。