エドガー・ライト監督の新境地を見た。これまでの作品はシリアスな面もあったけどコメディのイメージが強かった。でも今作は最後までシリアス。これからはどんな作品を作るのか予想できなくなった。
その一方でいつも通りの「らしさ」も随所に見られて往来のファンも大満足だったのではないでしょうか。
「らしさ」とは最初から最後まで飽きさせない映画作り。昨今の風潮としてゆったりとした映画は好まれなかったり、途中で飽きてしまう観客が増えてきたり、倍速で見たり、あらすじだけ見て済ますファスト映画なんて物まで出てくる始末。しかしこの映画はテンポが抜群に良い上に、様々な要素が組み込まれており、歌や音楽が贅沢にこれでもかってくらい使用されていて飽きる暇がない。特に音楽の使い方が唯一無二。この映画はせわしない現代人を２時間夢中にさせる映画。次回作も期待大！
