ゆず

ラストナイト・イン・ソーホーのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

明らかダメな男にマジになるじゃん……と思いつつもキラキラハッピーだった序盤。前情報ゼロだったので、夢の内容が一気に不穏になりホラー展開きたとこで「様子がおかしいが……!?!?!?」となったりしながらの鑑賞でした。いやたのしいね。
幻覚やただの夢かと思いきやマジモンの霊揚力者というか、死者(というより過去?)の追体験なんだなー。
ヤバ物件なのかなと思いはしても、あそこまでヤバいと思わないじゃん!?そらそんな力ある人があんなとこで寝てたら発狂しますって。
映像だと板外して中に隠してるだけ!みたいだったのはさすがに無理くない?と思いましたが(臭いやばそう)

最初はてっきり祖父母を辿って母親か父親につながるんだと思っていたので、殺人鬼と化した娼婦の存在、予想外で笑ってしまった。
どこに逃げても追いかけてくる顔のない男たちこわや〜!
下水の匂いが云々とかリフォームしたくないとか言ってたのも伏線だったんだなあーとか、見終わってから色々と思い返してみたりして。
すごく面白かったけど、疑問も色々と残ったな。
彼ピは主人公のどこに惹かれたんだろうーとか
お母さんロンドンいったあと出てこなかったのなんでなんかなーとか(実家から遠いからとか←絶対違う)(周りの怨念でかき消えてただけかなw)
元警察官のおじいちゃん助かったんかなあとか(あの人の若かりし頃がすごくイケメンだったのも、見てる側がパッと思い出せるようになんだろうなあ)
嫌な女とはいえ図書館で思いきり刺し殺しかけてたの問題になんなかったのか??とか。

追体験した彼女だけがサンディの理解者ではあったんだろうけど、終盤サンディを受け入れすぎで怖くもあり……ズッ友だよとばかりに鏡にサンディの姿で現れるの笑ってしまった、いいのかそれ!?w
60年代のロンドンの光と闇。きらびやかな世界に憧れて、騙されたり強いられたりで搾取されることになってしまった女性、たくさんいたんだろうな、今もいるんだろうな。
あんな生々しい恐怖体験いやだなぁ……
ゆず

ゆず