印象に残ったこと
冒頭3分でめちゃくちゃ引き込まれる。
紙でドレスを作るという技術の凄さからエロイーズのファッションにかける情熱が伝わるし、その努力で最高難易度のファッションスクールに受かるということにとても胸が熱くなった。
コーンウォールは魔女のイメージが強い地方であるが、そこをエロイーズの出身地とするところも脚本の粋。
劇中の展開、演出も素晴らしく鏡を使った表現により、スウィンギングロンドンという時代を象徴するように画面が揺れる。
服装
マリークワントのドレスがめちゃくちゃ可愛い。
おじさんたちのスーツの仕立てがとてもよく、特にコートがお洒落すぎる。
ファッションや音楽のマスなトレンドに対して、自分のこだわりがあってそれを表現していくさまは、見ていて誰しもが共感できると思う。
田舎から出てきた若者が憧れのロンドンでカルチャーに触れて、その酸いも甘いも体験するというのが田舎者で上京者の自分にとってもめちゃくちゃシンパシーでした。