今までのポップな感じなエドガーライトの映画とちょっと毛色が違う。期待していたものとは違って、意外にもしっかりとホラー映画に仕上がっています。
逆にそれが賛否両論になっているのだとも思います。
エドガーらしさを求めていたら肩すかしを食らうし、ガチガチのホラーやサスペンスを期待すると物足りなさを感じるでしょうね。
この人は正直お話を作るのよりも魅せ方はものすごく上手な印象です。
しかし、さすがはエドガーライト!選曲が神懸かっている!!!
そのセンスが抜きんでていて粗なんかどうでもよくまります!
60年代のブリティッシュ音楽で彩られた映像の作り方はセンスの塊です。
その音楽達とスティーブンプライスの映画音楽の融合が、ホラーシーンにはよりホラー感を与え、明るい曲調でもスティーブンプライスの手でゾクゾクするようなおどろおどろしいものに変貌を遂げています。シラ・ブラックの曲をホラーでは使わないですよりふつう
サントラは買いですね。
また、俳優もとても良かった!最初はアニャテイラージョイに食われるだろうなぁと思ってたトーマシンマッケンジーが、めちゃくちゃ良かったです。
アニャテイラージョイがバチバチの顔立ちしてるから対比としてぴったりの配役でひょう!
ジョジョラビットのときから気になってたけど、今後もっともっと引っ張りダコになりますね、きっと。
それと、ダイアナリグ!!!
女王陛下の007はシリーズのなかでも結構きにいっているのでお姿がみられて嬉しかったです。
鮮やかネオンと薄汚いダークな60年代のソーホー街の街並みの作り込みもみどころでした。