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ラストナイト・イン・ソーホーのgolgomanのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます


田舎娘のエロイーズは、ファッションデザイナーを夢みてソーホーへ。ルームメイトに馴染めず寮を飛び出し、古い家の屋根裏部屋を借り1人暮らしを始める。そこでエロイーズは、舞台女優を夢見るサンディという女性視点の不思議な夢を見る。次第にエロイーズは現実世界でサンディの追体験をするようになり、精神が壊れていく。
というお話。

たまたま観たCMで面白そうだなーと思い、情報を仕入れず鑑賞。
これジャンル的にはホラーみたいだけど、個人的にはサスペンス要素の方が濃い印象。

不思議な力(おばけ見れる)を持ったエロイーズが、亡きサンディの無念を晴らすみたいな構図だったら分かるんだけど、最終的にサンディ生きてるし、サンディを苦しめ結果的にサンディに殺された男共の亡霊は『助けてーサンディ殺してー』とか勝手な事言ってるし、チラチラ映り込むお母さんの亡霊みたいなのは何を表してたのかよく分からなかったし、ゴチャゴチャしてるなーという印象でした。
意地の悪い元ルームメイトも中途半端な存在感。サンディを殺したと思い込まれてた元警官のおじーちゃんも、最初はキーマン的な雰囲気だったけど、今ひとつその役割を果たした感じしなかったし。
色々と不完全燃焼な感じだったなー。

でも後半の展開はテンポ良くて良かったし、音楽とか衣装、60年代の煌びやかなソーホーの描き方は、なんだかワクワクしました。ソーホーの事知らんけど。
あとこれ『ベイビードライバー』の監督だった事を後で知りました。
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