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ラストナイト・イン・ソーホーのCOLORofCINEMAのレビュー・感想・評価

4.5
● for DIANAで始まってIn Memory of MARGARET NOLANで終わる。
このクレジットに挟まれた形で本編が存在する。エドガー・ライト監督にとって特別な作品。
スウィンギングロンドン60年代への憧れだけを描いたわけではなく、そこに潜んでいた闇も塗り込めている。
●コロナ禍前に撮ったシーンも多く急速に変わってしまったソーホーの貴重な姿を写し取った(残した)意味でも意義は大きい。
●映画の冒頭15分間の音がほぼモノラルって気づいた人、いるのだろうか?(全てがフロントスピーカーから聴こえるらしく再見。これは劇場を選ぶなぁ)
●各誌、読んだエドガー・ライト監督インタビューの中で多くの引用作品中、ひとつだけエドモン・T・グレヴィル監督『狂っちゃいねえぜ』に言及しているものがあった。シュレシンジャー監督『ダーリング』とかは有名だけれど、これは見た記憶がない。ストーリーを調べたら、これはまさに!
●タイトルデザイン > Matt Curtis
英国撮影の映画タイトルデザイン、ほとんどマット・カーティスでは?と思うほど多くの作品エンドクレジットで見かけるが、本作の絶妙タイミング(エロイーズからサンディへ鏡越しの指先リレー、ポンと弾いてメインタイトルロゴ)は音楽のこともあるし監督と打ち合わせて、行ったのだろうか?

●パンフレット。28P 監督&トーマシン・マッケンジーのインタビュー。レビューが4本(劇中使用楽曲リストあり)。プロダクションノート。スタッフ&キャスト。クレジットページの写真が!!!
デザイン : 大島依提亜 中山隼人 (敬称略)
●『DVD動画配信でーた』付録とじ込み冊子(16P)の”元ネタ”トーク量が1番多く掲載されたエドガー・ライト監督インタビュー記事。隣のページも特典レビュー。巻頭に『ラストナイト・イン・ソーホー』特集(4P) 総トータル21ページ。
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