ヤマト

ラストナイト・イン・ソーホーのヤマトのレビュー・感想・評価

4.0
2022年260作品目
洋画連続鑑賞中。
Amazon primeの高評価作品を観よう4作品目
【トーマシン・マッケンジー】、【アニャ・テイラー=ジョイ】主演
ジャンルはサイコロジカルホラー
※精神的、感情的および心理的状態に起因するホラージャンル
《ラストナイト・イン・ソーホー》

キャッチコピー「魅惑的で恐ろしい、60年代ロンドンへようこそ。」


【トーマシン・マッケンジー】演じるエロイーズ(通称エリー)はファッションデザイナーを夢見ていて、田舎からロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。
エロイーズは奇妙な第六感を持っており、新居のアパートで眠りにつくと、夢の中で60年代のソーホーに行くことになる。
そこで【アニャ・テイラー=ジョイ】演じる歌手を夢見る魅惑的なサンディ(本名はアレクサンドラ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。
夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズだが、ある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。
そこから現実世界でも謎の亡霊が現れたり、徐々に精神を蝕まれるエロイーズは果たしてどうなるのか?
サンディを殺した殺人鬼は一体誰なのか?
そして度々現れる謎の亡霊の目的?
というミステリー、サスペンス要素もある作品でした。

《ベイビー・ドライバー》の【エドガー・ライト】監督作品だけあって、60年代のポップスの音楽がたくさん使われており、作品との相性、雰囲気が抜群に良い。
更にダンスのシーンや鏡の使い方など、演出がお洒落。
夢と現実がごちゃごちゃになるシーンはこちらの頭の中もごちゃごちゃになるけど、最後はしっかりと伏線を回収してスッキリ観終えることのできる作品でした。

またこちらの作品はロンドンのスパイ映画でもある1960年代の《007シリーズ》にも出演した経験のある【ダイアナ・リグ】と【マーガレット・ノーラン】の最後の出演作品となるなど、色んな意味でエモい作品だなと感じました。
ヤマト

ヤマト