NoAceJustYou

ラストナイト・イン・ソーホーのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

2.2

このレビューはネタバレを含みます

2022/10/16鑑賞。44点。
正直オチは読める。
この映画よりもっと前に、【貪る】という映画があり、【アメリカの飲食店で働く移民の女性が金を稼ぐため客の男に身体を売るが、病んでしまって彼らを殺していた】という内容だった。
散りばめられたヒントからそんな感じの映画なんだろうと予想できる。

・カイリーはミノーグ?ジェンナー?

〈あらすじ・ネタバレあり〉
母親を自殺で失い両親不在の環境で育ったエロイーズ(演. トーマス・マッケンジー)は、ファッション・デザイナーを目指してロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに通うため、イギリス・ソーホー地区へ越してくる。

女子寮の生活に馴染めないエロイーズは、独身女性のミス・コリンズが経営するワンルームの女性用アパートに転居する。
ベッドで眠りについたエロイーズは、1966年のロンドンにタイムスリップする。
エロイーズは、歌手を夢見るサンディ(演. アニャ・テイラー=ジョイ)の意識に入り込んでいて、ナイトクラブで歌手をまとめるジャックと恋に落ちる。
だがジャックは、夢見るサンディを利用してプロデューサーや政財界の大物相手にセックスするよう命じる。当時のショウビズ界で無名の女が売れるには枕営業は当たり前で、そもそも枕営業をしたところで売れるとも限らない。利用するだけ利用されて使い捨てられたり、麻薬依存症になったり自殺したりするのがオチ。
それでもサンディは、歌手になれると夢見てジャックの言いなりになる。

ある時エロイーズは、自分が今暮らしている部屋にかつて住んでいたのが、サンディだと気づく。
そして、エロイーズは起きている間も夢の中の人々を見たり、顔のない男たちを目撃するようになる。

エロイーズは、学校で馴染めずにいる自分をいつも気にかけてくれるジョンとハロウィンデートをすることに。
エロイーズとジョンはお互いに好意を持ってることを確認し、2人はエロイーズの住むアパートで体を重ねる。
行為の最中エロイーズは、この部屋でサンディがジャックに殺されるヴィジョンを見る。

翌朝エロイーズは警察に相談しに行き、サンディという女性が殺された事件の真実を知っていると話すが相手にされない。ただ1人、女刑事だけはエロイーズの話に興味を持ち、調べてみると約束してくれる。

エロイーズは、バイト先の客であるリンジーという色男の老人こそがジャックだと考える。
その予想は外れ、リンジーは風紀課の元警察官であり、エロイーズをかつて救おうとした人物だった。

これ以上幻覚を見ることに耐えられなくなったエロイーズは、アパートから出て行くことに決める。
ミス・コリンズは、サンディ殺しを捜査する女刑事が訪ねてきたと話し始める。
ミス・コリンズは自分こそがサンディだと正体を明かす。 
サンディは、夢見た歌手にはなれず売春婦に身を堕とした。ある夜、ジャックに殺されそうになったサンディは、ナイフを奪って彼を滅多刺しにして殺した。そして、客の男たちに復讐していったのだ。

ミス・コリンズはジョンを刺し、エロイーズのことも殺そうとする。ミス・コリンズから逃げる過程で家の中はボヤ騒ぎになる。
ミス・コリンズは自分の部屋に逃げ込んだエロイーズを追いかけ、部屋の中で自分が殺した男たちの霊と対面する。

「客の男たちは死んで当然だった。でも私はこうなりたかったわけじゃない」
霊を見たミス・コリンズは考え直して、エロイーズを殺さず自殺を選ぶ。
エロイーズはミス・コリンズからナイフを奪うと彼女を抱きしめ、ミス・コリンズは呪縛から解き離れたように「私はいいからジョンを救って」と。
ミス・コリンズはこの家で最期を迎える決意をする。

消防隊員に救出された後、エロイーズはデザイナーとしてデビューし、ジョンと結ばれる。
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