おばけシューター

ラストナイト・イン・ソーホーのおばけシューターのレビュー・感想・評価

3.5
こんにちは。

ワタシはヴィンテージというか昔のファッションにあまり興味ないのですが、60年代といえばやはりDiorの時代だったのかなと思います。

クリスチャンディオールが亡くなり、後任としてディレクターに抜擢されたのがあのイヴ・サンローラン(当時21歳!)ですが、Diorサンローラン期は今でも人気のヴィンテージで、本作の冒頭エロイーズが着ているドレスも彼のデザインしたトラペーズラインの影響を受けてますよね。
さぁ!みんなも東京現代美術館でやってるDior展で直に伝説の作品を見て、物販で220円の鉛筆を買おう!(おばけは着て行く服がないので行きません。)

ってここで気付いたけどDiorってパリだった。ていうかちゃんと調べたらギリギリ50年代でした。すんません。(あとCafé de Parisってロンドンにあったのも知らなかった。)

関係ない話はこの辺にします。

60年代ロンドンは、今でいう英国紳士的な綺麗な服に身を包んだ人と、ヒッピーや新しいファッションを志す人の間で死人が出るような衝突もあったとか。その舞台となったのが何を隠そう、ソーホーなんですねぇ。
当時そうだったであろう煌びやかで混沌とした雰囲気と、エドガーライトのセンスがよくあってたように思う。ただ、ストーリー全体としては割と普通に感じた。
恐らく、我々が80年代東京と聞けばバブリーなファッションやディスコを連想するように、60年代ソーホーにもアイコンとしての要素があるんじゃないかと思う。その知識があれば、違った印象になる作品なんだろうな。

関係ある話はこの辺にします。

いまはどんな感じなんだろうと思ってソーホー地区をGoogleマップで見てみたら、今でも劇場がたくさんある!あとはロンドン大学、大英博物館、あとは全部ラーメン屋でした。一風堂もあったよ。

おしまい