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ラストナイト・イン・ソーホーのNのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

スタイリッシュレトロホラー。

60年代の街並みや衣装の再現が最高にエモい。
歌やダンスと華やかな一方、裏では夢を叶えるためと性的搾取される女性達の暗い一面が描かれた時代考証もとても良かった。

リバイバルブームで上辺の良い面ばかり見てる人間に、この時代こんな暗く汚い部分もあったんだぞってぶん殴られた印象。

使われる音楽の選曲センスの良さはさすがエドガーライト。

性的搾取しようとする男達が霊として追いかけてくる設定は、最後の実は男たちの霊は逆にエリーに助けを求めていたってのも含めて面白かった。

アニャの可愛さに負けじと主役はってたトーマシン・マッケンジー。
目ガンギマリでロンドンの街を走り回るシーンが好き。

ただ、ラストの何やかんやありましたけど、とりあえず全部ぶっ飛ばしてデザインも人間関係も上手く行ってハッピー!なラストは若干置いてけぼりをくらった。

エリーが間違って疑って車に轢かれた元警官の爺さんとか気の毒過ぎ。
ルームメイトへのヘイトも宙ぶらりんで終わったのもモヤモヤポイント。
あんだけ揶揄われたり、逆にハサミで顔面刺されそうになってたのによくラストの関係性でいられるな。

サンディ=大家のどんでん返しからのvs鬼強ババアは最高だった。
あのアニャの見た目からあそこまで変わるとは年月とは恐ろしい。

アニャ可愛いが目的で見始めた自分もあの悪霊達の予備軍なのかもしれない…

2024 265
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