1207no

ラストナイト・イン・ソーホーの1207noのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【夜の遊園地みたいな不気味さと綺麗さ】

夢を追い上京した主人公が、下宿先の元住人で歌手志望の美女 サンディの追体験をする話。エロイーズはサンディに魅せられ、彼女に思い入れを持つようになる。

サンディ、魅力的すぎるよね。私も前髪あり重め金髪にしようか本気で悩みました。この映画は内容がどうっていうより、魅力が散りばめられててうっとりする感じかも(個人的に)。

<以下、ウットリパート>

・サンディ
先述した通りね。美人で自信満々で気高い。でも愛した男に騙されて下品なショーパブで働くことに。

おそらくこの映画が好きな人は、主人公と同じようにサンディに思い入れを持つから、彼女の絶望に想いを馳せて苦しくなる気がする。私は「彼女を救いたい…ッ」て気持ちで苦しくなった。サンディ〜〜〜!!!!

・曲
挿入歌が良い…。
まず最初、主人公が自作のドレスを身に纏い踊っているシーンで流れるのが、
Peter And Gordonの「A World Without Love」。
まんまとハマりました。主人公の真似して踊りたくなる。曲は爽やかなはずなのに、映画のせいでちょっと不気味な印象ついちゃったけど、それも一興。

次、サンディがオーディションで歌う曲
Petula Clarkの「DOWNTOWN」。
ソーホーの輝かしさとサンディの夢が詰まっていて、あまりにも綺麗。だからサンディの落ちていく様子との対比で一層苦しくなる。

・ちょい奇妙
「え、ここまでは夢?あれ追体験?」「この人なんか怪しくない?」みたいな奇妙さが、割とテンポ良く回収されていくので面白い。

そんな感じなので、「共感…感動、、、」というよりは、
閉園時間直前の遊園地でメリーゴーランドを眺めるみたいな、そういう後ろ髪を引かれるような綺麗さという印象です。魅力満載。宝石箱だね〜〜(ゆるきみまろ)



悪いところは、強いて言えばお化けがいっぱい出てくるところが雑で笑えた。現実に引き戻されました。笑

あれのせいで周りに「ホラーではないよ」と言ってるんだけど、割と怖がっていたのでホラーなのかもしれない…。申し訳ありませんでした、、。
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