ゴン吉

007/ユア・アイズ・オンリーのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
イギリス諜報部員で殺し屋でもあるジェームズボンドの活躍を描いた007シリーズの12作目。
主演は3代目ボンド役のロジャー・ムーア。
ジュリアン・グローヴァーやハイアム・トポルらが共演。

オープニングはジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)が奥さんの墓参りの帰りに乗ったヘリコプターが、宿敵スペクターによってリモコン操縦されて危機に陥るシーンで始まる。
そのころ、イギリスの情報収集船セント・ジョージ号がアルバニア沖で機雷を引き上げて爆破沈没してしまう。
この船には潜水艦弾道弾を制御する超低周波発信機ATACシステムが積まれていた。このATACシステムがソ連の手に渡ることを防ぐために、イギリス諜報機関の殺し屋であるジェームズ・ボンドが奮闘する....

本作ではボンドが雪山・海中・断崖絶壁で大活躍です。
作品の前半は、雪山でのバイアスロンやスキージャンプ、ボブスレー、アイスホッケーなどウインタースポーツを絡めたアクションが楽しめる。特に雪山でのスキー vs. スパイクタイヤのバイクによる追走劇は迫力満点!
後半は、海底神殿での水中戦やギリシャの空中修道院セントシリルでのロッククライミングバトルでボンドが大ピンチに陥る。
敵味方が二転三転するので最後まで目が離せない。

ボンドガールは海洋考古学者の娘であるメリナを演じたキャロル・ブーケで、他にプロスケーターのリン=ホリー・ジョンソンが演じる若き女子スケーターのビビ・ダールもボンドにちょっかいを出す。
ボンドの女遊びにより殺される女性は、カサンドラ・ハリスが演じる伯爵夫人。プレイボーイであるボンドの女癖の悪さにより、弄ばれたうえに犠牲となる女性が可哀そう。
ボンドカーは「私を愛したスパイ」で大活躍した白のロータス エスプリS1が登場するが、盗難防止装置によりあっけなく自爆。代わって赤のロータス エスプリターボが登場。
しかし本作品で最も活躍した車は、ボンドガールの可愛い黄色のシトロエン2CVで、山間部では派手なカーチェイスを繰り広げる。
秘密アイテムはSEIKO製の無線通信機。MI6の犯人を割り出す3Dアイデンティグラフは、今となっては古めかしくて笑える。前作に引き続きメロディ付きの暗証番号入力オープンドアシステムも登場する。
作品の締めはボンドガールとの月夜のダイブです!
「キスして キスして ワ~ハハハハハハ」

2024.2 BS日テレで鑑賞(吹替)
2022.2 BS-TBSで鑑賞(吹替)
2020.9 BS-TBS版で鑑賞(吹替)
ゴン吉

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