このレビューはネタバレを含みます
７４点
ロジャー・ムーアはボンドとして復帰し、亡き妻の墓を訪れた後の最初の10分間で、再びブロフェルドを倒す幸先の良いスタートだが、その後は一向に良くならない。
イギリスのスパイ船が誤って機雷で沈没する。その貴重な通信機器は、ソビエトにとって最高の賞品である。一方、ギリシャの大富豪が原因不明の死を遂げ、ボンドはその調査を命じられる。彼は暗殺者を追い詰めるが、大物の娘メリナ（キャロル・ブーケ）の復讐によって殺されてしまう。
ボンドはイタリア・アルプスのコルティナへ向かう。そこで彼はボンド・オリンピックで悪者と戦うのだ。スキーをし、スキージャンプをし、ボブスレーコースを滑り、挙句の果てにはホッケーチームと戦う。ちょっと楽しいアクションだ。しかし、中盤からキャロル・ブーケを大幅に降ろしたのは失敗だ。むしろ可愛い顔してアクションに参加してる。また、ギリシャの丘の上の悪党のアジトは、クライマックスに必要な爆発的なアクションがないのです。全体としては、ボンドの脱力系アドベンチャーとしては許容範囲内である。
