暴力夫に薬物中毒夫の2つの家族のドン底の生活。暗く絶望的な毎日を送る胸糞悪い彼らの姿を丁寧過ぎるほど描いていて、ジャケット写真にあるような戦いは終盤だけと格闘技を題材にした映画にしては異色の展開。
ドン底から抜け出す事を決意して、殺しあいに挑む過程をどうやら見せたいらしい。
ただどいつもこいつもクズばかりで、気持ちが乗りようがないです…。
実はあの女が一番のクズなんじゃないのか(^o^;)
格闘技をテーマにしながらもそれを中心には描かないという新しい試みの作品だとは思いますが、私には合わない映画でとてもとてもツラく面白くなかったです。
てっきりトーナメント戦かなと思っていたら、戦いの前哨戦がバトル・ロワイアルだったのは意外性がありました。
フランク・グリロさんとジェイミー・ベルさんという実力派俳優同士が揃っていながら、2人を全く活かせていないのは残念極まりないです。
2人が戦う理由も無理やりそうさせたようで強引。
結局、もがいてももがいても…虚しさと空虚さは抜群なのでモヤモヤする映画がお好みな方なら選んでも良いと思います。
まとめの一言
「手に入れた物と失った物」