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アザーズのよのネタバレレビュー・内容・結末

アザーズ(2001年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラーとしてもサスペンスとしても非常によく出来た作品。

場面設定、ストーリー展開、演出の全てが凝っており、観客の三歩先を行く。思考回路が一辺倒になっていたことを、見終わった後に気付く。さらに母親役のニコール・キッドマンの演技が光る。死という真実を家族愛が緩和し、深い余韻と味わいを持たせている。


ラストのどんでん返しは衝撃である。自分の方こそアザーズではないのか?という問いかけは、私達に視点を変えることの重要性を教えてくれる。自身の正しさを今いちど疑う契機となり、見たくない現実も直視する姿勢をくれる映画。一本の筋が通っていて、私は好きだ。
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