このレビューはネタバレを含みます
酷評されていたので期待値は下げていったが、そんなにこき下ろす程ではない出来
モービウスはダークヒーロー？アンチヒーロー？ヴィラン？どの括りなんだろうか
MCUのスピンオフオリジン映画と同じような展開で、モービウスの誕生から戦いに身を投じるまでの話
素直な感想を言うと、まず見た目は怖い
ヴェノムのような異形エイリアンのグロテクスとチャーミングの絶妙な掛け合わせではなく、人間×蝙蝠そのまま出してみましたという感じ
予告の段階で分かってはいたけどビジュアルはあまり好みではない
動くたびに残像が発生し、エコーローケーションで周囲の情報を得るエフェクトはかなりスタイリッシュでかっこよい
物語に関しては、モービウスが蝙蝠の能力を手に入れた直後理性を失い傭兵を8人惨殺するが、「どうでもいい傭兵8人殺したのは別に構わない」で済ませたのはあまり納得いかず
モービウスは血を欲する衝動を気合と理性で抑え込んでおり、倫理観と正義感を兼ね備えた人間というのは分かりやすかったが、最後に血清を作り、マイロと一緒に終わらせると覚悟していたはずのに、マイロを仕留めたらそのまま逃走しちゃっていいのか？
テンポは良かったが、都合よく進むシーンも多かったため、この辺りが評価が低かった原因かな？という印象
そんなに頭使わず見た方がいい映画
