体よわよわ少年のマイケルは、同じく体よわよわ少年のマイロと親友となり、いつしか健康な体になることを夢見ていた。やがてマイケルは天才ドクターとなり体よわよわを克服する血清を開発し自ら実験体となったのだが、健康にはなったものの超人的なパワーに目覚め、血を吸わねば生きられない吸血鬼のようになる。そしてマイロが「それ俺にもくれよ！」となるのだが…な話
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの一環で、これからスパイダーマンの敵となりそうな吸血ダークヒーローの話。パワーに目覚めたモービウスの地獄耳や超感覚などの特殊能力を視覚的に見せる演出や、素早すぎる動きをスーパースローでとらえる恐ろしき緩急の迫力バトルシーンなど、ビジュアル面ではかなり頑張ってたような気がします。モービウスを追う刑事にワイスピ屈指のお調子者ローマン・ピアース役の人が出演してたのは笑ったな。なに真面目に捜査してんだよ！もっと調子にのってくれ！
まあそんなのはありつつも、ストーリー自体はかなり可もなく不可もない出来だったかな。意外性なく敵キャラが現れて、まあそうなるだろうなって感じにあれよあれよとヴィラン化し、そのまま特に何も無く戦って終わったような…。モービウスの見た目も吸血鬼というか「かなり怖い猿」ぐらいの感じだったしな。スパイダーマンユニバースとして今後どう関わっていくのは気になるところですね。敬具
