レオン

モービウスのレオンのレビュー・感想・評価

モービウス(2022年製作の映画)
3.5
ジャレッド・レトの筋肉は本物!
マーベルにしては、スケールや制作費、上映時間さえも抑えられた作品。
導入部分はかなりシリアスで、私的には、おっ中々いいんじゃない♪ と感じたが、自ら作った製剤で変身した姿が、ほぼB級ホラーで完全にトーンダウン・・・。

だが、ジャレット・レトの筋肉は本物で、減量でガリガリ状態からの撮影後、筋トレで30キロ!も増量させたらしい!
痩せシーン撮影の為、何日も断食に近い食生活に慣れた彼は、
「実はお腹が空かないんです」とスタッフに話している。 そこからの筋力増強は、痩せるより大変だったと語っている。

しかも本人は「楽しいことではありません。健康や身体にとってはとても辛く、悪いことです」と平然と語り、尚周囲を驚かせている。
さらに珍しい血液疾患を克服した人たちや、本当に希少な病を患っている人たちに会って話を聞いたらしく、
アカデミー賞などとは全く無縁の今作で、そこまで労力を尽くしていることに敬服するしかない。
(ちなみにホアキン・フェニックスは「ジョーカー」で24キロ減量したらしい)

ジャレッド・レトーは、「ブレードランナー 2049」のレプリカント創造者や、「リトル・シングス」の容疑者など、病的なキャラクターを演じさせたら、もはやハリウッド一の地位を確立したと言えるだろう。

作品的には変身後の物語もありふれで、他のマーベル作品級を期待すると大いに肩透かしをくらうと思います。
ただ、94分の作品時間で、退屈するまでに見終われたのと、
ジャレッド・レトーの取り組み姿勢も+してのオマケ評価です。
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