このレビューはネタバレを含みます
事件起きる→犯人探しっていう王道ミステリー小説構図の推理劇映画を多分初めて観たので、本の中に入ったみたいで感動した。最近の難しいのも面白いけど、こういう直球なのもいいですね。シリーズものなのも初知り🤨笑 全然船乗らないし、まだ聞き込むかと思いきや急にすべてのトリックを見破りだしたり、ミステリー部分の尺が少なくてツッコミどころは多々あったけど、そこより人間の普段表立って現れない部分が剥き出しになった人物同士のお話がメインなんだろうな。色んな愛のお話。時に愛は人を苦しめて壊す。ナイルの前日にクーリンチェ観たのもあって、連日愛に踊らされた人の話だった。純粋に想い合うキャラクターもいるけど、すべての黒幕だったジャッキーたちは、殺意の根源が愛というより欲望というか、歪んだ愛だなって思う。離れるくらいなら一緒に死ぬっていうのはかなり好きだったけど。そこまで深く人のことを想ってしまったんだなって…この人は自分のことを愛してないんだろうなって一緒にいれば分かってしまうだろうし、リネットの心の内を想像すると大分苦しいな、、ちょっとvfxに頼りすぎじゃない？って印象も受けたけど(ピラミッドのシーン🪁とか)、🇪🇬とても綺麗だった〜！衣装も素敵だね。ガルガドットとエママッキー美しすぎる😮💨眼福🙏🏻原作読みたいな〜 "ひとは愛のためなら何でもする"
2024.1.8追記
久々に観てとても良いなと思ったのがラストシーン。髭を剃ったポアロが映されるけど、この事件を見て自分も長年離さなかった愛の幻影を手放そうとしたからなのかなと。髭を勧めたのはカトリーヌ。
