初めて触れたアガサ・クリスティのミステリーモノ。ディズニープラスで、見放題だから、やっと観る気になった訳で、それまでは、勝手に西村京太郎サスペンス辺りと同じカテゴリーにしてたもんだから、映画館まで、足を運ぶ気には、なれず、旧作もわざわざレンタルしなくても、いつか、テレビで、観たりするんだろうぐらいの遠い存在で、原作全く知らず、頭の中空っぽにして鑑賞開始。ちなみにポワロは、テレビで、チラ見した記憶があって、のっけから、髭の秘密を知ったり、ドラマ版とは、タイプの違うケネス・ブラナー演じるアクティブ感強めのポワロで、どう推理して行くのか楽しみだなと思いつつ、ナイル川だけにエジプトのピラミッドの画がインパクトありすぎて、普通に、
エジプトのPVとして、ずっと観ていたいわーとなったが、話は、進み、豪華客船の中で
事件発生。犯人は、すぐに分かったのだが、
今回、ちょっと残念だったのは、ポワロの尋問の仕方が雑というか、ただただ、当てずっぼうに尋問している風にしか、見えないという事。刑事コロンボみたいに、低姿勢で、スマートに犯人を炙り出すみたいなのを期待していたので。今作のポワロは、どちらかというと、暴れん坊将軍や水戸黄門的な、容疑者全員集めてからの「犯人はコイツだー」ドドン的な、感じで、幕引き。えっ、ミステリーとは、サスペンスとはな部分が欠落しているんじゃないのか。容疑者達との会話劇や、推理する上でのとっかかりが、薄かったなーと、私は、思ってしまった。けれど、アガサ・クリスティモノ、初回なんで、次は、オリエント急行を観てみたい。
