このレビューはネタバレを含みます
原作未読です。
まずは映像がとても綺麗でした。
ナイル川のほとりや当時を再現したであろう客船のセットや衣装。
1937年のエジプトという時代背景に違和感を持つ事なく鑑賞できました。
(これは私がそこまでの知見を持っていないからかもしれません)
前半はそれぞれのキャラにフォーカスを当てて簡単なエピソードと共に紹介してくれており、後半これ誰だっけという事なくストーリーに集中できました。
後半は一件の殺人を皮切りに怒涛のラッシュでクライマックスになります。
ポアロの人間的な面?も見事に表現され、非常に堅実な作りの映画だと感じました。
ただ、いまいちどのタイミングでポアロが犯人を確信したのかわからず…
コナンを見て育った世代なので、自死を選び旅立った2人には愛がどうこうよりただただ虚しい気持ちになりました…。
推理で犯人を追い詰めてしまうのも、罪を償わず死で逃げるのも…