プテラノドン

アーミー・オブ・ザ・デッドのプテラノドンのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビで溢れかえり封鎖されたラスベガス。
そこの地下に眠る大金を目指して命をかけるというなかなか面白い筋書き。

ただ、観た感想としては本当に何も得るものがない映画だったな…という感じ。

何もしなくても数日後には政府が木っ端微塵にしてくれるゾンビたちにわざわざ挑みに行って、失えるものを失えるだけ失って帰ってくるという内容。生還者ほぼゼロな上に肝心のお金も収穫ほぼなしという本当にお粗末な結果。

個人的に1番足を引っ張った要素は何もしなくても数日後にはゾンビたちが核爆弾で政府に消される予定だったってこと。核爆弾が落とされるリミットは前半こそ主人公たちへの圧力にもなってすごくいいスパイスなんだけど、後半ズタボロになるにつれてなんか引っかかってくる。

みんな余計なことをしてチームから犠牲者がどんどん増えていき、お金の回収も絶望的になる。
めちゃくちゃ必死になってサバイバルしてゾンビ殺してるけど、そのゾンビたち数日後には政府が消してくれる予定だったですやん…と。

知能のあるゾンビの王様も出てくるけど、結局核爆弾の投下に気づいて人類を欺くほどの知能もなく。主人公たちが戦ったことによって人類への貢献もゼロ。勝手に入って勝手に死んで、他の人類は誰もその存在に気づいていない。まさに全員犬死に。

こういう内容薄いけど映像とアクションがすごい!みたいな映画特有の爽快感もじっとりした超バッドエンドですべて台無し。
時間も2時間半と長かった。