痛みを感じない事の強さ、そして弱さ
先天性無痛病により生まれつき痛みを感じない主人公・スーリヤ。幼い頃からアクション映画を沢山観て育ち、その中で百人組手の映像を観て衝撃を受けカラテマンを目指す。大人になった彼はあの時の自分のヒーロー、カラテマンのマニの元へ訪れるのだが...
インド映画が観たくて鑑賞。多分ハズレ。
書いたあらすじは大分端折ってて、実際はもっといろんな要素、幼馴染だとか幼馴染だとか幼馴染とかの要素があるんだけど、とにかく見どころが少ない。
インド映画なので長いのは承知だし、本作に関してはカラテアクションとコメディがメインになっているためストーリーにもそこまでの期待をしてなかったんだけど、それにしても薄いというか、長い。
フィルマに登録されてるジャケットのセンスが絶望的なんだけど、作中ではスーリヤはジャージで戦う。(言っても後半だけど)
そのジャージで戦う姿がカッコ良いし、アクションもまあまあ見応えがあるんだけど中盤とか長すぎる。
「ここいる？」とまではいかないものの、中盤とか見どころほぼ無いしドラマも正直一直線で微妙だからもう少し捻りとか欲しかったな。
痛みを感じない青年が戦うという内容は良くて、痛みを感じないからこその弱さと強さは良く表わせていたと思う。
痛みを感じないというのは一見良いように思えるが、痛みを感じないからこそ死の危険に気づけないと言うのがある。
逆にそれを’’正義’’に回すことで、生きていくうえでの弱さを強みに変えるのが素晴らしいと思った。
終盤のアクション、特に松葉杖を使ったスタイリッシュな戦いがとても好きだったし、そもそも私はジャージとかそういう地味めな恰好で無双するようなアクションとか超絶好きなだけあってもっとバッタバッタなぎ倒して欲しかったなぁ。。
地味めな恰好でのアクションと言えば「ガンパウダー・ミルクシェイク」もそうだけど、なんでこうも好みにマッチしているのに内容が微妙なのしかないんだろう....うぐ。
視聴 2023年10月30日
