もとまち

ニノチカのもとまちのレビュー・感想・評価

ニノチカ(1939年製作の映画)
3.3
グレタ・ガルボの鉄仮面をどう剥ぎ取るか。その方法が下らないジョークでは無く、単に他人の醜態だったのはめっちゃ説得力ある。とはいえたった一度の爆笑であんなに人間が変わるかね? ニノチカの変貌が当時のロシア共産主義に対するキツい皮肉、というか当てつけであるのは理解出来るけども、あの急激なデレっぷりは全く受け入れられず。その後の内容があまり頭に入らないまま映画が終わってしまった。あっさり腑抜けになったのかと思いきや、舌戦になるとクールな一面を取り戻すのはニクいね。ガルボの爆笑は違和感ありすぎてなんか脳がバグった感じ。
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