ボロボロの服を着た若い女性が、何かから逃亡しています。手首には縛られたロープがくっ付いたまま。さびれた田舎のモーテルに身を隠す。設定は近未来のディストピアのようで、雨が降らなくなった地球は、水の値段が高騰している。
この女性は何らかの超自然的パワーを持っており、そのために何者かに追われているらしい。追っ手の正体もわからない。彼女はどこに行こうとしているのか?
ミステリアスも度を越すとイライラしてくる。
草木も生えない荒野の一本道。遠くに見える乾いた山々。ここはどこ?アリゾナ?ネバダ?映像はとても美しい。
主人公が黒人女性で、彼女の家族愛も描かれ、監督も女性なので、応援してあげたかった映画なのですが・・・・。
シャマランのスーパーヒーロー3部作が好きな人なら刺さるのかもしれない。シャマラン作品に私がイライラするのは、観ているこっち側がストーリーの穴埋めをしてあげないと意味が通じないところなのだが、シャマラン・ファンはどうもそれをするのが苦にならないらしいので、この映画も製作者側の思いを「汲んで」あげられる人には面白いのかも。
ネタバレになると申し訳ないので、詳しいストーリーはコメント欄で。