もももも

歎異抄をひらくのもももものレビュー・感想・評価

歎異抄をひらく(2019年製作の映画)
4.9
この映画は、非常に学問的な映画であり、“娯楽映画”として観ると評価が低くなってしまうのも無理はない。歎異鈔という古典の名著が映画になると聞いたとき、あんな難しい本をどうやって、と思った。こういった内容の映画は、映画を観る人の心情とか求めるものによって変わってしまう。1回目観た時、うまく理解出来ないとこもあってモヤモヤしてしまったが、もう一度映画館に足を運んだが、2回目はまた捉え方が大きく変わったことに驚いた。率直に、知れば知るほど深みが出てきて凄いと思った。作画やキャラクターに突っ込みどころはあるかもしれないが、あくまでこの映画は歎異鈔の“教え”を正しく学ぶための映画で、いかにそれを誤解なく伝えるかという強い志を感じた。
もももも

もももも