りーん

歎異抄をひらくのりーんのレビュー・感想・評価

歎異抄をひらく(2019年製作の映画)
3.6
課題の参考に鑑賞。
「歎異抄」ってこういうものだったのか。
予想以上に哲学的だった。

親鸞の教えがわかりやすかった。
手足で行う悪よりも心で行う悪の方が悪い…みたいなの、なるほどと思った。
結局は人の心。
でもやっぱり疑問がわいちゃう。
本当にそれで救われたの?それを決めるのもやっぱり人の心なのかな。
人を救いたいならまず自分が救われなきゃっていうのも難しい。どこが自分にとっての救いなのか。
でも、棄ててもまたすがっていいんだ。
悪人こそ救われるべきって、赦して全てを包み込むような、遠藤周作のキリスト教観に似てるように感じた。
重ねて、やっぱり自分は宗教というか信仰と相容れないなと思った。

キャラビジュに女子うけ狙いを感じてしまったのが少し残念だった。三木さんなのは好きだからよかったけど、、
りーん

りーん