にこ

華麗なるギャツビーのにこのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)
3.5
ディカプリオ版ギャツビーをたまたまやっていて、ついでに見比べよう!ということでレッドフォード版を鑑賞。
見ていて楽しいのはやはりバズラーマン節炸裂のディカプリオ版。
デイジーのどっちつかずのダメ女っぷりはミアファローに軍配。
レッドフォードのかっこよさ、華やかさには惚れ惚れするが、ギャツビーの必死さ、重要であるであろうギャツビーが殺人鬼のような形相になり、デイジーの心が引いてしまうシーンではディカプリオの演技の方がすごいなぁ、と感心してしまう出来。
甲乙付けがたい!
ネットで調べてみるとレッドフォード版の本作のラストは原作とは大きく違うようで、ディカプリオ版の方が原作に近いのかな?
なので、レッドフォード版とディカプリオ版では、ラストで受ける印象が違うんだよね。
ディカプリオ版では悲恋は悲恋だが、ギャツビーはどういう思いで最後死ねたのだろう、と考えると電話が鳴り、もしかしたらデイジーから…と幸せな気持ちを残し死ねたんじゃないかと思う。
レッドフォード版ではもう救いのない、なんでこんな女にギャツビーは…と可哀想でならないラストだ。
個人的には…やはり甲乙付けがたい!
にこ

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