この映画を観ると、上流階級の人がますますキライになります。
富裕層が住むロングアイランドはウエスト・エッグの豪邸で、ギャッツビーが夜な夜な催すパーティに来る人々・・・・。飲んで食って、歌って踊って、楽しそうに見えるけど、「金持っててヒマが有り余っている人は頭が悪くなる」んだなあ~って思わされるような中身のなさ。だけどこいつら金持ってっから、遊び惚けていても老後の心配とかもないんだろうな~と思うと腹立つわ~。
ギャッツビーの豪邸の隣のちっちゃな民家を借りているニック・キャラウェイって人は、対岸のイースト・エッグにいとこのデイジーが住んでいる。
デイジーの夫トムは億万長者で、ポロやって遊んでばっかいるんだけど、この人が言うことがすごいよ。
「白人は文化、経済、全てにおいて優れている。それは科学で証明されている。私たちが他の人種をリードするのだ。私たちにはその責任がある」
わ~~~~お、こういう時代だったんだねえ~ってビックリしたけど、今でもこういう人いないわけじゃないってところがすごい。
でもトムはわかりやすい悪役なので、この物語はこういう態度を肯定しているわけじゃなくて、疑問を投げかけているんだけどね。
このトムを演じるのがなんとブルース・ダーン!!『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』できったねーじーさん演じていたけど、三つ揃えとか着てカッコいいじゃん!(笑)
そんでトムは、自動車修理工の女房と不倫していて、ディジーは孤独なので、ニックが遊びに来てくれたりすると嬉しい。
ディジーはミア・ファーロウが演じていて、キレイだけどなんとなく天然で頭カラッポな感じするじゃん、この人。だからこのハイソサエティの「キレイだけど中身のない女性」ってのはハマり役。
ギャッツビーは謎めいたお金持ちで、人を殺したことがあるとか、違法な人たちと関係があるとか、色んなウワサがあるのだが、どうも話を聞いていると、要するに成り上がりで、出が悪いってことらしい。
そのギャッツビーを演じるのがロバート・レッドフォードなんだけど、なんかいつもと違って好感度低いキャラなんだよな。
原作は世界的にちょおおおおお有名なF.スコット・フィッツジェラルドの小説なんだよね?んで、脚色をフランシス・フォード・コッポラが書いている。
なんだけど、そんなに名作なの?って思った。お話の教訓や各キャラの感情の揺れ動きとかの見せ方が上手くないっていうか、なんだか観ていて面白くない。
ネタバレになってしまうとアレなので、続きはコメント欄で!