70年代ぐらいの邦画なのかと思っていたら、つい最近の作品で監督はまだ30代なことに驚きました。
余韻が残る作品で、最後に打ちのめされてしまった感。途中までは胸糞系で好みじゃなかったのですが、観終わって心を掴まれました。宗教を絡めながらもどこかコミカルなのもよかった。
あらがえない血のつながり、親子の関係。クズの父親のもとに生まれてしまった息子の苦労の物語。どんなクズでも父は父であり、親からしてもどんなに捨てたと思っていても子供は子供。血のつながりって何だろうと考えさせられました。親子関係が円満じゃない人には少なからず響くのではないかな。私には響いた。
「ここからは自分で歩きます」
息子の再生の物語でもありました。
タテタカコさんの歌が沁みました♪
渡辺いっけいさんがクズ役を熱演。今、朝ドラ『ひらり』の再放送を毎日楽しみに観ているのですが、別人のように老けてるし、本当にクズ。すごくよかったです。
✳︎genarowlandsさんありがとうございました✳︎
