おもろい。
「ベイビーわるきゅーれ」で大きく羽ばたくことになった坂本裕吾監督の作品です。
殺し屋の日常に密着するフェイクドキュメンタリーという手法が上手いですし面白い。
ドキュメンタリーという建前なのでカメラワークの拙さや安っぽさの言い訳にもなりますし、演技力の拙さにも納得感があります。
そして「ベイビーわるきゅーれ」にも引き継がれるユルいドラマからの本格アクションへの温度差で一気に観客を引き込む手法はすでに完成しています。
主人公の国岡のチャームが素晴らしいです。あの飄々とした感じが良いです。
めっちゃ友人に似ている人がいて、しかも舞台が完全に僕の地元なので感情移入して観てしまいました。
五条駅の不便さとかMOVIX京都前のシーンや田園での銃撃戦とかは映画の出来とは別の意味で楽しかったです。
主演の伊能昌幸の演技力はちょっとアレですがアクションのキレは素晴らしかったです。