なんとも評価の難しい作品、、、
まったく予備知識無しで観たもんだから、のっけからのモキュメンタリー感にすごくびっくりしつつも、楽しめた。
ただ、モキュメンタリーだからこそなんだろうけど、つまりドキュメンタリーの体を保って撮影と編集をしなくちゃいけないもんだから、アクション演出が全然ダメになっちゃってる。
ジャンルとしてはアクションを期待される映画だし、「べいびー・わるきゅーれ」の監督なんだから当然激しいアクションを期待してしちゃうわけだけど、その辺はほんと失敗。
モキュメンタリーだからこそ殺し屋の日常みたいなシーンはとても面白いんだけど、モキュメンタリーだからこそアクション映画として難しくなる。
まあ、アクションシーンがダメなのは何もモキュメンタリーのせいだけではないと思うけどね。
監督作としてはまだ3作目で、当時24,5歳で、べいびー・わるきゅーれよりも前だからまだ若く、経験も乏しかったのでしょう。
きっと予算も少なかったはず。
しかし、それにしてもアクション映画やりたいんだったらもっと銃の構え方や撃ち方、反動や弾着、格闘戦の所作、傷や血をなんとかそれっぽくするだけでも格段に良くなると思うんだけどなー。
とにかく、日常パートが面白いだけに残念だなー