「愛という名の媚薬」
不二子による逆LEON。
ルパン、珍しく暗殺依頼。
改めてキャラクターを好きになるシリーズ。とにかく台詞が良い。
クライマックスの長尺アクションに痺れる。
不二子らしくない、等身大の泥臭い戦闘。
ここまでの覚悟を見せるまでの誘導も納得できて、かつ直接的に見せない話運びに感心した。
互いの瞳をループする演出良い。
そして今回もBGMが良い。
不二子の美しさがとめどない。
スタイルよ。モーテルに入ってくるシーンびびった。何等身なんこれ。
ほんで沢城みゆき凄い。
いっつも驚かされる。
ビンカムの寝方かっこいい。
なんでコイツ会社から逃げへんねん思てたらそゆこと。前二作とも繋がって面白かった。
宙蹴りのアクション凄い。
不二子腹筋やばいな。
不二子がアシックスのスニーカー履いてるのなんか良いな。
タバコのシーンほんまに良い。
完全無欠の美を持つ不二子がタバコを吸うってのがあんま言葉に移せんけど感慨深い。この銘柄なんなろ。フィルター茶色やし意外にレギュラーやったらグッとくる。
こんときルパンLARK吸っとるんか。
次元のために買ったやつかな。
ラスト、星空の下一本のタバコを共有。
このシーン台詞から画から格好良すぎる。
三作とも素晴らしかった。
ルパンよ永遠に。
読んでくれてありがとう。
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「悪くない」
「お前も物好きな男だね」
「お前に言われたかないね」
「そうかい」
「私がママになってあげるから
暗証番号、ママに教えてくれる?ね?」
教えます教えますありがとうございます。
「貴方の記憶が唯一の武器よ」
「何も女まで助ける必要ねぇだろ」
「あら 助けられて嬉しいくせに」
次元と不二子の関係なんか可愛い。
「あ?不二子をモノにしよってんなら
諦めろお前。俺がライバルってんじゃ
相手が悪いぜ」
「これだから子供は嫌いなのよ。
世の中の事なんにも知らないくせに
自分勝手で、1人で生きる力もなくて、
泣けば誰かが守ってくれると思ってる。
悔しかったら強くなりなさい」
不二子も相当大変な人生やったんやろな。
「私の勝ちね」
「にしては酒が美味そうじゃねえぜ?」
「相変わらず気まぐれな女だなあ」
「できもしない嘘はつきたくない。
それだけよ」
「あの時貴方に仕込んだ毒が回り始めていたのよ。でもね、その毒が効くのは人間だけ。つまり貴方は殺人マシーンでもなんでもない、身も心も人間なのよ。可哀想に。貴方は殺し以外のなんにも知らない。ただ親の命令に従うだけの子供だった。怖がる事はないわ。私なら貴方を理解してあげられる。乾いた心を癒やしてあげられる。ほら言ってごらん、『私が欲しい』って」
めっちゃ良い台詞やな〜。
「一体何の毒を使ったんだ」
「何も使ってないわ。
強いて名付けるなら
愛という名の媚薬かしら」
「愛?なんだそれは」
「心を操れるとはどっちか
私かビンカムか 貴方ならどっちに賭ける?」
「賭ける気にならないねえ
勝負が分かりきってる賭けなんて」
「金の力を過信するな」
「その上等なスーツに穴が空くぜ」
「まったく一人で無茶しやがって。
良い女が台無しだぜ」
「そうゆうお前も思い知ったか?
金より大事なものを」
「私の事を忘れない男が一人でも
多い方がいつか利用できるでしょ?
アナタみたいに」
「言ってくれるぜ。
俺達男は踊らされちまったな。
峰不二子という舞台の上で」
「ね、少し眠ってもいい?」
「ああ、ゆっくりな」
かっちぇ〜〜〜。この2人すごいな。
「確かに、忘れられそうにないぜ。お前を」