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LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘のmitakosamaのレビュー・感想・評価

LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)
3.5
次元大介の墓標・血煙の石川五ェ門に続く小池健監督によるアダルトルパン。今作は不二子が主役。

息子の手術費用のため巨大企業から横領した父親。殺し屋が襲ってくる中、不二子が少年と共に行動する…という話。

少年と二人の逃避行というロードムービー的な縮図。普段は男を手玉に取る不二子が子供に手を焼くのが面白い。本当に子供が嫌いなんだなぁ、という不二子の面倒くさい感じが上手く表現されている。
そして一緒にお風呂に入るという,典型的なオネショタなシチュエーションも楽しめるぞ!

今作で凄く良いなと思ったのが、不二子がランボルギーニを、ルパンがアメ車(バラクーダ)を乗っている所。
ルパンと言えばフィアットかメルセデスsskだが、別にそんなお約束は作品ごとに変えてええんやで、と思っていたので思惑通りだった。
車や銃器などのガジェットは作風や演出家の好みで格好良く変えるセンスが欲しいよな。

今回の敵は催眠術のような攻撃を仕掛けるビンカム。このシリーズは毎回、面白強敵が登場するが、墓標のヤエル奥崎・血煙のホークと、前作のキャラと同じ暗殺者組織の存在が明らかになり、作品に繋がりが出てきた。
恐らく次のルパンを主人公にした作品で締めるのだろう。楽しみぃ!
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