フランスのコメディってど真ん中に変人をどかんと置くのが多いよね。
銅像が立つほどの敏腕刑事を夫に持っていた、現未亡人かつ警察官でもあるイヴォンヌが主人公。
夫が汚職に手を染めていただけではなく、無実の若者をムショ送りにしていたと知ってショックを受け、出所してきた冤罪青年アントワーヌの様子を窺う、という話。
ここまではあらすじに書いてあったけど、アントワーヌは冤罪で投獄されたことに絶望しており、ちょっとくらい暴れようが他人に迷惑かけようがいいだろうと考えてるっていう。
盗むわ暴行するわ、結構なことをするんだけども、イヴォンヌは仕方がないと赦してしまう。
ブラックな要素をモリモリ入れてあるのはいいんだけど、ポリ袋自首おじスルーはどぎついね😅
話はめちゃくちゃだろと思うんだけど、全体に優しさとか贖罪への真摯さみたいなものが溢れていて、おバカ系コメディにはなっていない。不思議な仕上がりだ。
んなわけねーだろ、って何度も思わされるけどね。