このレビューはネタバレを含みます
劇場版クレしん 第四作目！
三作目までと『ヘンダーランド』は大きく異なると感じました。それは『ヘンダーランド』が明確に対象を”子ども”に設定していること。ヘンダーランドで幼稚園のみんなとはぐれる孤独感やス・ノーマンに徐々に家族を侵食されていく疎外感。子供が思う”怖い”を詰め込んだホラーにも仕上がってますよね。ヘンダーランドでひろしとみさえのトイレを待つしんのすけの色彩設定もどことなく不安な気持ちにさせる名カットですね。
レビューのために軽く観直してやっと気づいたけど、イントロがちゃんとヘンダーランドに纏わる物語のきっかけになってたのね笑 めっちゃ流して観ちゃってたわ。冒頭の幼稚園の紙芝居も作品全体のメタファーになっているし、意外とプロット良くできてましたね、、ちょっと視聴時のスコアから上げないとだな。
前半のシリアスホラーのテイストを後半のダンスやババ抜き以降のコミカル演出で回収していくのもテクいです。Twitterでバズった「待ちなさぁ～い！」は『ヘンダーランド』だったんですねｗ
大塚芳忠さんと田中秀幸さんのマカオとジョマの熱演も最高に面白いんだよな～。
唐突に雛形あきこ（本人）が何度も登場するのもおもろい笑
