クレしん映画の中では異質に感じる作風。
オルゴールのようなBGMが醸し出す幻想的な雰囲気は賞賛に値する。
ストーリーはかなりシンプルだが、ファンタジーだったり、ホラーチックだったり、劇画調だったり、色々試してる感じがして観ていて飽きない。
ラストの追いかけっこは、オトナ帝国の原型のような感じもするし、カリ城っぽさを感じたりもした。
このラストの追いかけっこアクションシーンはかなり面白いが、オカマの倒し方としてはさすがにあっさり過ぎるような。
最後もハッピーエンドではあるが、こちらもあっさり。
メッセージ性や感動を求める作品ではなく、その雰囲気を楽しむ作品だと思った。
あと、戦闘シーンでパカパカ(ポリゴンショック)があって眩しいので、子供に見せる方は部屋を明るくして離れて見せてください。