このレビューはネタバレを含みます
前作の「ヘレディタリー」が気に入っていて、あと話題作ということで、ようやく鑑賞。
す、すごい…凝ったつくりなのはわかった…が…
ホラー苦手な母を別室に避難させ、父を巻き込んで一緒に観ました。冒頭の主人公が泣く場面にて、私が泣いていると勘違いした母がすっ飛んで来ることから始まった鑑賞。((小学生以来、大声で泣いてないのに…))
オープニングから嫌〜な感じというか、主人公の悲しみ・重たさ、彼氏とその友人の雰囲気もなんかなあ。と思っていたら、村の明るさ・カラフルさが眩しい！北欧デザインの服や景色がかわいい、と喜びつつ、怪しい絵柄やアッテストゥパンに震えた。父親と「それは、ソレのためだったのか！おじいちゃん…！」と叫びながら観させていただきました。
そのあとは、もうもう。カップルは気の毒だけど、主人公以外の男子たちは自業自得…。村のルールは尊重しましょう。彼氏さんもちゃっかり者だった。村の女子とのシーンは、睡眠モードの父を起こすのも兼ねて、盛大にツッコませていただきました。
鑑賞中、これ伏線なんだろうなと思うシーン、絵柄などなどあったが、解説を読むとかなり凝ったつくり。前作と同様、最初は重たい雰囲気だが、油断していると一気に進行する物語のスピード感、突然の画面転換・挿入によるグロ、小物・絵柄などを駆使した巧妙なつくりは、素晴らしかった。ただ、ある意味ハッピーエンドというのもわかるが、全体的にどうも私には苦手なものに感じたので、この点数です。
