福福吉吉

ミッドサマーの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
2.0
不慮の事故で家族を失ったダニーは、大学で民族学を研究する恋人のクリスチャンや友人たち5人でスウェーデンの奥地の村を訪れた。村では90年に一度の祝祭が行われる予定で、ダニーたち5人も村人たちから歓迎される。しかし、この村の独自の文化や価値観にダニーたちは振り回されるようになり...。

最初から既にダニーが精神不安定で話がなかなか前に進まないので、前半イライラして、かなり時間が長く感じた。村の住人が儀式で崖の上から飛び降りて死んでから、急におかしな空気になり、話が進むようになった。このシーンの飛び降りた住人の死体がやたらと残酷に描写されているのが、これまでの牧歌的な雰囲気を変えるが、村の住人はこれが村のしきたりだと説明する。この後、村の住人たちの気味の悪さと不穏な雰囲気が最後まで続いてラストに至る感じだった。
正直、最後まで観るのが苦痛だった。村の住人たちに翻弄されるよそ者の学生たちの恐怖は感じるが、面白いかといわれると判断つかない。不愉快な感じがつきまとった。私には向かない作品だったとしか言いようがない。
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