このレビューはネタバレを含みます
ネトフリに上がっていたのでついに私も観る時が来たかと、予備知識ほぼゼロの状態で鑑賞しました。
鳥肌のスタートからの不気味を越えて気持ち悪いと感じてしまいました笑
まずブラックウィドウやlittle womenで出てた女優のフローレンスピューが主人公役だとは知らなかったのでびっくりしたのですが、そうだったからこそ親近感でまだ映画を観続けることができたと思います。
他のアメリカ人の役の人たちも他の映画でよく見る顔ぶれでした。
正直のところを言うと、主人公以外に感情移入はできませんし、ビジュアルも生々しく、あんまり調子の良くない時に見るとこれは余計気分が悪くなるなと感じました。
ですが、文明社会の常識が一切通じないカルトや遠い場所の慣習についてなのでそれはそれで新しい世界として捉えることはできました。前にみたアンドリューガーフィールド主演のunder the silver lakeを思い出しました。
ドラッグに関しても現代社会での使われ方とのギャップがあって、ここでは祭りの世界観に浸るためにするというどこか正当化されているとこが違うと思いました。
自然に囲まれた場所を癒しと考える私たちの考え方とは別に、映画ではそこが私たちからの視点ではほぼ殺戮現場であるというギャップも衝撃的でした。
一時期「カップルで観ると別れる」と言われていたのが印象的で、果たしてどんな強烈な内容なんだろうと思っていたのですが、今ではなんとなく理由が分かった気がしました。笑
前半の主人公の家族状況の変化が突然すぎて、かつそこの説明が無くて腑に落ちなかったのですが、おそらくスウェーデンに行った後の方に重きを置いているからこそ、説明や背景は省いたのかなと思います。
あと展開が少し読めたのでそこにはサプライズはなかったです。例えば帰ろうとしても帰れない、主人公が女王になることや彼氏がまさかの行動を取ってしまうこと等。
13日の金曜日や他のB級ホラーと設定は同じで、楽しみにきたはずの若者たちが行き先の原住民によって殺される。しかも一人一人順番に。ですが、あるあるの展開が使われていたので、それはそれで一つのホラー映画としても成り立つと思いました。
あと、ペレの両親が炎の中で死んだということは彼らも最後の生贄だったということでしょうか、、？！
ミッドサマー公式サイトの観た人限定のサイト読んでると小ネタがいっぱいあったそうで観賞後すぐのモヤモヤが減りました！
