冬至には朝9時頃に日が昇って15時に日が沈む国スウェーデン。だから白夜の日にはみんな寝ないで遊ぶんだそうです。
そんなスウェーデンの秘境、ホルガ村の祝祭に訪れた大学生ダニー&クリスチャンは ちょっとギクシャクした関係の危ういカップル。
ホルガ村の人たちは一見とても親切で優しくて……だけど何やら麻薬入り?ウェルカムドリンクを飲まされるなど、何ともきな臭〜い雰囲気。
閉鎖的なカルト集団と白夜を共にすることになったカップルの運命や如何に、というのがこの映画のあらすじですが
ただのホラー映画でないことは2時間半近くある上映時間やジャケットデザインからもお分かりいただけるかと思います。
青空にお花畑、そしてクマの着ぐるみも出てきますよ(語弊)。
まるで物を壊すみたいに肉体を破壊するシーンは確かにグロいのですが、ホラーとしての要素は弱いと思います。
「やばい場所に来てしまったんだ」と気付くためのスイッチに過ぎません。
それよりも、ホルガ村から逃げ出さなかった、逃げ出せなかった理由が精神的にきますねぇ…。
ホルガ村に招待した友人が「村のみんな優しい」と評価していたのも、
クライマックスになって そういうことだったのかー!と肩を落としました。
※長いですが是非ディレクターズカット版を観てください!
上映版では急だった展開、腑に落ちなかった心理描写が補完されますよ。
※ホルガ村に到着した時のBGMが後の”あのシーン”と同じでちょっと笑いました。