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ミッドサマーのsのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドサマー(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

友人のレビューをみて興味が湧いたので早速みた


嫌いではない!面白かった。
けど、完全にカルト的なソレでしかない笑

・勧誘する人は割と身近にいるまとも(に見える)人。信頼があるのでめちゃくちゃな理論だとしても説得されやすい。

・一般人10人の中に、カルト思想を持つ人が1人混じっても、間違いなくカルト側の人間が異常な奴ってわかるけど
カルト思想持つ人10人の中に一般人1人が混じると、自分(一般人)が異常なのかなと思い始めて自ら周りに合わせようとする。
1人だけちがうと居心地悪いもんね。

・どんな心の隙間にでも入り込もうとする。恐らくペレは、最初は男達だけを"異なる血"としてあのカルト集団に招待しようとしたけど、予期せずダニーも来ることになりどうにか取り込もうと動く。
ダニーの家庭の事情、彼氏との関係、メンタルヘルス的不安、全てがペレにとっては都合のいい隙間だった。

・ちょっと過酷な環境(何日も寝ないとか、ずっとお経唱えるとか、動き続けるとか)に置くことで、判断能力が鈍ってきて抵抗感がなくなってくる。
今回は、白夜で昼と夜の感覚がなくなる、赤ちゃんの夜泣きであまり寝れない、変な飲み物、麻薬などがそれと思われる。

・カルト集団に入って感覚が麻痺してくると、これまでの普通の生活が充実してなかったかのように見えてくる。
自分を受け入れてもらえる安心感、味方がいるという心強さ、共感してもらえるという精神的支え。
みんな(集団)のためにも私も頑張って支えてあげなくては!と思い始める。
いつしか受け入れる側になっている。

・タブーを犯した者にはめっちゃ厳しい。
身内でもお構いなし。だって調和を乱すから。
さらに「タブーを犯すとこうなりますよ」というトラウマを植え付けることで、無意識にタブーを破らなくなる。

・ワケのわからん儀式や凄まじい拷問・体罰も"伝統的な文化ですから"の一文だけで「そっかぁ、なら仕方ないね」と認識させる。

それをこんな美しすぎる風景で描くから
なんか、嗚咽しながらゲテモノ食べて気分悪すぎるけど案外後味は良かった、みたいな謎の現象が私の中で起きてる。


誰にでもミッドサマーに招待される隙間があるよ
あわよくばメイクイーンにもなり得るよ
という注意喚起にも思えた。


こういうジャンルは勉強のためにも!?もっと観たいですね!
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